2011年9月25日日曜日

人間力を高めて、幸福な人生、幸福なチームを育む。

【人間力を高めて、幸福な人生、幸福なチームを育む。】

 同じ商品・サービスを取り扱っていても、利用する人の感じ方が違ってしまうのはどうしてでしょうか?人間力の違いで片づけてしまうのは簡単にしても、それで解決されるわけではありません。

「感じ方」は買い手、売り手にとって、実は一番大きな共通のテーマではないでしょうか。人の行動のすべては感情を満たすことに向けられているからです。購買行動も感情を満たす行為です。商品・サービスを買うことが目的ではなく、満たした
い感情を満たすことこそ目的なのです。

利用する人の感じ方が違う原因はたとえば接客力の違いに影響されますが、その違いはどのようにして起こっているのか、次のような階層になるのではないでしょうか。

1)商品・サービス
2)技術・知識
3)考え方・価値観
4)BE(存在のあり方)




 この内、他者に見えるのは、1)と2)です。 <技術・知識>だけあっても、ほとんど何も作れないし、サービスすらできません。たとえ作ったにしても人の心に届くものは作れない。つまり売れない。売れたにしても、良いものと何でもいい
を使い分ける2極化した生活者の状況に適した判断で便利よく使われるだけです。
売れるけれど利益は出ないという状況に押しやられてしまう。サービスだって同じでマニュアル程度のことしかできないのです。

<技術・知識>を支えているのは、何を美しいと思うか、何を大事にしているか、何を持って善しとするのかという基準となる尺度があってはじめて<技術・知識>は生かされます。つまり<考え方・価値観>があることで、どの方向に何のために
力を発揮するのかという道筋が出来るのです。

さらに<考え方・価値観>を動かしている<BE(存在のあり方)>という階層があります。BEとは、BE YOU、BE HAPPY、あるいはビートルズの名曲<LET IT BE>のように、存在を表現する存在動詞のことですが、日本には馴染みが薄い概念のような気がしてなりません。

 セリフが魅力のシェイクスピアの作品群ですが、その代表作「ハムレット」の有名なセリフ、"To be, or not to be"の翻訳に窮するのが何よりの証明ではないか
と思うのです。「生きるべきか死ぬべきか」というように訳されますが、苦肉の策であって適切とは思えません。それだけ訳が難しいのはふさわしい概念がないからです。自分は「あるがままにか、あるがままではなくか」ということだと解釈しています。そうすると物語との整合性もあるように思います。


<BE(存在のあり方)>とは、どんな風に働いているのか、どんな風に生きているのか、毎日の暮らしで何を信じ、恐れ、喜び、悲しみ、怒り、聴いたり、話しているのか、態度や姿勢のこと。いってみればこれこそが本心です。

<考え方・価値観>は言葉で伝えることができますが、<BE(存在のあり方)>については、その道のプロを除けば、ほとんど言葉にすることは困難です。だからと言ってないわけではなく、誰にでも必ずあります。ほとんどの場合、ドキドキする、楽しい、腹がたつというように感情で表すのが精一杯で、アサーティブであることのバックボーンです。BE(存在のあり方)に気がつかない限り溌剌とした人生を過ごすことも、コミュニケーションもできない。自分とのコミュニケーションが不全
のまま、他者とコミュニケーションできるはずがないからです。

 本心から離れた価値観に基づいた商品やサービスが売れるはずがないのです。いわゆるコンセプトとは、本心から発したものでありたい。たとえば私たちが仕事と呼んでいるのは、この3つの階層全体であり、人はその全体を感じ取っている、つまり仕事シーンでのお客はこの全体と取引しているのです。安いとか、便利だとかいう理由だけが買う場合の原因ではないのです。言い換えれば買ってもらえるというのは、人間力や仕事力を提供している売り手に向けた共感や敬意の表明なのです。

それは恋愛でもなんでも同じで、真に幸福な恋愛に押し上げるか、逃避の場としての恋愛に成り下がるかは、<BE(存在のあり方)>のあり方によるのです。<BE(存在のあり方)>は生きる構えに影響を受けているのは明らかで、適切化のスキルがライフスキルなのです。

ビジネスシーンでのクレームにあるような「どのような教育をしているのか」という質問は、正にそのことを明らかにした言葉ではないでしょうか。その裏には応酬性へのこだわりがある場合が少なくない。応酬性とは、簡単に言うとギブ&テイクのことで、クレームの場合には対価への不満です。

 日本古来の武術である柔道や剣道で求めた世界と同じように<技術・知識>を生かすには、それにふさわしい<考え方・価値観>と、その根底である<BE(存在のあり方)>に重きを置いた考えに共通している。LET IT BE、つまり「自分道」を築こうという次第だ。

【幸福な人生】
 人間は感情で出来ています。人生は時間で出来ています。感情と時間を機能させるエネルギーが、心身の健康です。健康的な心身を機能させるのが世界保健機構が定めたライフスキルです。「幸福な人生」を実現するには、感情と時間をコントロ
ールするライフスキルと下記の二つの力(条件)のあり方、使い方次第です。

◎外的な力
 仕事、社会的地位、役職、資格、経済力、専門知識、人間関係、趣味・・・といったもので外部の評価に依存するものが中心です。外的な力が効力を発揮する範囲は地域、期間など限定的ですが、「幸福な人生」を築く上で適度に必要です。

◎内的な力
 幸福は外から与えられるものではなく、自らデザインし、自分の心が決めるものです。だからまず、すでに持っている外的な力や条件を喜び、感謝することが大切です。そしてさらに自分と周囲に拡大することを考えます。内的な力は、自律的で
ある点が特長的です。人のお役に立ち喜ばれ、良き縁を創る力の基礎で、内的な力そのものが大きな幸福そのものになります。

【幸福なチーム】
 共に協働する仲間や、生活する仲間が幸福であれば、私たちの幸福感は拡大します。組織はリーダーに大きく左右されるので、リーダーが幸福であれば、メンバーも幸福になっていきます。さらにチーム力によって「幸福な人生」を決定づけるラ
イフスキル、外的な力、内的な力を強化し育むことで、より「幸福なチーム」になります。そして一時期の幸福ではなく、持続する幸福を得るには魅力的な目標設定とそれを実現する人間力の活用が重要です。

【幸福な人生とチームを実現するプロセス】
 内的な力、外的な力を育むエネルギーの根源であるライフスキルを高める行動を実践した上で、習慣化して、持続することで幸福な人生と幸福なチームは現実のものになります。ライフスキルを高める行動とは、自分がしたいこと、ありたい状態、
夢を叶えることです。そのプロセスでは質の高いライフスキルが必要になります。それをハードなことと考えるか、幸福な体験と考えるかは自分の選択です。後者でありたいと思います。

それはPDCA(計画→実行→確認→反省)のサイクルに語り尽くされます。PDCAが必要になるのは、対象となることがうまくいかないからです。うまくいかないと誰でも凹みますが、それを跳ね返すのは自分や周囲への人への肯定的な態度で、肯定的
な考え方、肯定的な人間関係のスタイルが力を発揮します。肯定的な態度はライフスキルの総和である基礎的な力とその発展した力の結晶です。つまりライフスキルを育むには、うまくいかないことを怖がらず、自分がしたいこと、ありたい状態、
夢を叶えることに積極的に取り組んでいくことが一番で、その最中の<BE(存在の
あり方)>こそが幸福そのものなのです。

 人は結果が気になるものです。その結果を勝敗の結果に置くか、勝敗に向かう<BE(存在のあり方)>を結果と見るか、自分の選択なのです。その選択の糸口が、自分は自分であり、他者ではないという「境界」であり、「コミュニケーション」なのです。

「コミュニケーション」が糸口になる理由は、人はひとりでは生きていけないという現実に立って、人間同士の潤いが孤立、孤独から救う鍵だと知るからです。潤いを作るためには拒否、拒絶ではなく、あなたはあなたのままでいい<BE(存在のあ
り方)>を肯定するからです。それを実感するには、勝敗の結果に置くのではなく、勝敗に向かう<BE(存在のあり方)>に結果を見る習慣をつけることです。その習慣化の具体的な手法がPDCAを使うことであり、PDCAを使うために自分がしたいこと、ありたい状態、夢を叶える行為が必要なのです。

 つまりコミュニケーションにもっとも必要なのは自分と相手を励ます力であって、そう思えば自分がどう見られているか、自分を相手より下位に置いた自分への注目しすぎに逸脱のありようが見えてくのではないでしょうか?

繰り返しになりますが、それにしても<BE(存在のあり方)>を膨らましていくのはPDCAを使い倒すことなのです。時に人はそれに疲れますが、停滞期があっても方向と道筋さえ見えていたら、また力を発揮してみたいと思うものです。

2011年9月11日日曜日

体幹を鍛える

ダイエットへの関心が高く、特に食事へのこだわりが強い。人間の身体は食べるものでできているといってもいいので、とてもいいことだと思う。健康を害すると、どんなにマインドが高くても、体調が良くないとふだんの力が出せなくなる。

しかし健康のメリットは体に関することにとどまらない。健康であると、特に トレーニングをすることによって、 精神的にタフになる、ポジティブになる、直感力が高まるというメリットもはかりしれない。

健康の条件でも特に大切なのは血液、骨、体幹だ。これらは食べ物だけでは築けない。トレーニングが必要だが、スポーツジムに行くまでもない。自宅で、職場で簡単に強化できる。知識・技術が優れていても幸福にはなれないし、いくら頭が良くても勝ち残れない。健康はライフスキルのひとつなのだ。

体幹とは、身体を支える 骨格筋の、体幹に属している筋肉を総称した体幹筋のことで、体幹筋には前体幹筋(腹直筋、腹横筋、腹斜筋、大胸筋など)と後体幹筋(後背筋、脊柱起立筋、僧帽筋)がある。さらに上肢、下肢に属する筋肉を体肢筋と呼んでいます。どれも重要ですが特に 腹直筋、腹横筋、腹斜筋は身体の中心です。

体幹は俗に言うダイエットとは次元が違うと考え下さい。体幹筋がしっかりしていると太りにくいのはもちろん、耐久力も違います。日常の意欲的な行動の支えになることは勿論、病気の予防、病気後の復活に大きな力を発揮しますが、これは日頃の精進の賜物ですので是非日頃から鍛えるように心がけてください。

万一病気になっても、体幹がしっかりしていると回復が早いので、自分への信頼感が高まり、意欲が増します。

では、今日は前体幹筋の中から腹直筋のトレーニングをご案内します。毎日1セット10回を基本に実行してください。




続いて、前体幹筋に属する腹横筋のトレーニングです。



簡単なので是非毎日実行してくださいね。


続いて、腹斜筋のトレーニングです。半年続けると習慣になり、しないとイヤな気分になります。是非毎日実行していい習慣をつけてくださいね。継続はメンタル面にも好ましい影響を与えて自己肯定感が強化されます。心身ともに充実しますよ。




 女性向けの腹斜筋のトレーニングです。




さらに、大胸筋のトレーニングです。腹ほど重要でないにしても、女性にとってはきれいなバスト作りには欠かせません。もちろん男性にもたくましく健康的なボディ・メーキングには欠かせません。あこがれのスターをイメージして半年間はやり続けるようにしましょう。

どの部位も、力が入っていることを意識しましょう。そうすると、やった分だけ効果があります。他のこと考えながらやっていると脳から信号が行かないので台無しです。



後体幹筋について

背中のシェイプアップをすると身体全体がきれいに見えますが、それ以上に体幹を鍛えることは、ボディ&メンタルを強くします。見えない背中もきっちり鍛えましょう。




脊柱起立筋の鍛え方

2011年8月28日日曜日

夢を実現する因果関係 ゴールデンルールを自分のスタイルにする


■ゴールデンルールを自分のスタイルにする

ゴールデンルールと呼ぶに価する態度には、いくつかありますが、そのどれもが成功した人々に強く見られる普遍的な態度です。全部まとめてでもいいし、ひとつだけでもいいので、自分に根付くように毎日意識して取るようにします。

「ゴールデンルールを自分をスタイルにする」という目標を叶える原動力は、他の目標と同じく心の底から喜べる感情体験を目的にします。そして目標を潜在意識に押し込むようにします。

そしてやはり同じように、時間こそ人生を念頭に期限を切ってひとつずつ身につけていくためのマイルストーンを設置するのがいいでしょう。今日はできたか、出来なかったか、記録を書き残し、なぜそうなったのか、明日はどうするのか、一日の終わりに必ず反省をして、明日の始まりと途中で再確認するようにして、焦点を当て続けます。PDCAを迅速にグルグル回すことが潜在意識に押し込む強力な手段なのです。

「ゴールデンルールを自分をスタイルにする」という目的は自律できる自分を創ることに他なりません。自分と他者を尊重して他者をコントロールしない自分創りです。そのプロセスでは因果関係が働いているのです。

・ポジティブな感情体験を目的にする
・目標を潜在意識に押し込むようにする
・マイルストーンを設置して踏破する
・PDCAを迅速にグルグル回す
・完璧主義をやめる
・成果主義を貫く
・時間こそ人生
・他者をコントロールしない
・体幹を頑丈にしておく

夢を実現する因果関係 完璧主義をやめる

■完璧主義をやめる

完璧主義が好ましい結果に至らないことは、多くの完璧主義者の結果から証明されています。その原因が完璧主義者の生きる構えつまり自己否定感に支配されていて、成功が約束されたことにしか手を出さないという如実な傾向にあるからです。

人間は自分が気になっていること、つまり焦点を当てていることに、無我夢中で取り組めばかなりの確率で成功します。ですから焦点をはっきりと明確にすることが、とても重要なのです。ところが自己否定感の強い完璧主義者は、ネガティブな光を当て続けて焦点を曇らせてしまうのです。行動しないための理由作りに熱心なのです。そのため本来あるべき態度はことごとく反対になります。

・ネガティブな感情体験を目的にする
・目標を潜在意識に押し込むようにする
・マイルストーンを設置せずに、どこから手をつけていいのか分らない
・PDCAを迅速にグルグル回さない
・ゴールデンルールを自分のスタイルにできないと信じている
・成果主義ではなく、結果主義を貫く
・感情的であることが人生
・他者をコントロールする
・継続しなければ効果が出ないことを嫌う

このような態度で焦点を曇らせば誰でも失敗します。これを繰り返せば自己否定感はどんどん強化されます。


完璧主義を手離す方法は、目的、目標に焦点を合わせるようにします。

そのためには
・ポジティブな感情体験を目的にする
・目標を潜在意識に押し込まないようにする
・マイルストーンを設置して踏破する
・PDCAを迅速にグルグル回す
・ゴールデンルールを自分のスタイルにする
・成果主義を貫く
・時間こそ人生
・他者をコントロールしない
を心がけ、
・完璧主義をやめる
・体幹を頑丈にしておく
を実現していくのです。

完璧主義を手離せば、リラックスした暮らしは現実のものになります。それだけではありません。リラックスしながら夢や目的が達成できるようになるのです。その中心になるのがゴールデンルールと呼んでいる「態度」です。

夢を実現する因果関係 PDCAを迅速にグルグル回す

■PDCAを迅速にグルグル回す

大きな目標ではどこからどう手をつけたら分らないものですが、コンパクトにすれば取り組みやすくなります。それにしてもただ頑張ればいいものではなく、マネジメントサイクルPDCAを迅速にグルグル回すことは必須です。

迅速にグルグル回すには、できるまであきらめない、いまこの瞬間に集中するなどのゴールデンルールを自分のスタイルにすることも必須です。

人は良いことだと知っていても、習慣化していないと行動に移せないものです。そこで感情体験を目的にすることで、目標に対してPDCAを迅速にグルグル回せるモチベーションを高めます。完璧主義を捨てて、できないことに果敢に挑むようにするのです。

完璧主義はできていないことを認めようとしない態度の原因になります。そして確約ができるまで行動しようとしません。人生は時間で出来ていることを忘れてしまったかのようです。

しかし確約はどこかにあるものではなく、目標を潜在意識に送り込みながら、成果主義の行動から見出すのです。完璧主義は失敗を不可能にするPDCAを使わずに、失敗の原因になるのです。

誰にとってもPDCAを迅速にグルグル回すことは唯一の武器です。過去は一切関係ありません。放置する忘れてしまうかも知れないPDCAですが、自分をコントロールして迅速にグルグル回せば、誰もが白紙に戻ってやり直せるチャンスにできるのです。

以上お話したように、先にあげた要因と因果関係があるのはいうまでもありません。

夢を実現する因果関係 マイルストーン

物事には因果関係があります。因果関係でつながっているものは、その内の最も弱いテーマに全体が引き下げられるという厄介がある。どんなに優秀な部分があっても、それが思うように機能しない。じぶん力を底上げするには、弱点を強化するようにしたいものです。

・感情体験を目的にする
・目標を潜在意識に押し込む
・マイルストーンを設置して踏破する
・PDCAを迅速にグルグル回す
・完璧主義をやめる
・ゴールデンルールを自分のスタイルにする
・成果主義を貫く
・時間こそ人生
・他者をコントロールしない
・体幹を頑丈にしておく

それでは10の因果関係について、前回に引き続き、今回は「マイルストーン」「PDCAを迅速にグルグル回す」について説明します。



■マイルストーン

モチベーションが高くなるようなことは、思うような結果はすぐにでないもので、そもそも簡単でありません。だから面白くないから耐えられない、不安になるから耐えられない。面白くないから気力がわかないというように悪循環が進んでしまいます。だからと言って簡単に達成できることなら、これもまたモチベーションが上がりません。だから難易度の高い目標を達成したときの喜びを感じることがモチベーションをあげるコツというわけになります。しかし目標が達成できないからモチベーションのあり方が問題になるというのが事実。

これは飛行機の離陸に似ています。離陸にエネルギーが必要なのです。つまり離陸から着地までというように、目標達成まで全行程のプロセスを明確にして、そのポイント、ポイントに「マイルストーン」を置いて小目標を設定するのです。

長い行程は大変で見えにくいものですが、コンパクトに区切った行程単位に目標を掲げると集中しやすくなり、目標も達成しやすくなります。目標を達成したときの喜びは、高いモチベーシヨンアップになり、次の目標に向けて力を発揮する原動力になります。

しかし「マイルストーン」にするから達成できるのではありません。「マイルストーン」はリーダーがメンバーに、あるいは自分自身が何をいつまでに達成すればよいのかをはっきりと明確に示し、いまこの瞬間に集中できるようにして、目標と行動を共有するから達成しやすくなるのです。

目標と行動を共有するのは、本気を引き出すためです。つまりリーダー以上に熱心なメンバーはいないと思いますが、リーダーが小目標の期限までに必ず達成するようにサポートすることで、達成に導き喜びを体験させ、モチベーションを高めて、次の目標に向けて本気になることで力を発揮させるのです。これを繰り返せばマイルストーンごとにモチベーションもスキルも上がっていきます。

しかし順風満帆が続くとは限りません。人は飽きるし油断もします。ここが重要なのですが、それでも目標と行動を共有していると先手先手で予防もしやすくなります。

たとえば会社のチームで考えてみます。担当者に「1カ月で新規契約 10件」という目標が与えられたとします。ゴールは1ヶ月先ですが、週単位でマイルストーンを置くと、4つに分けた目標を設定できます。1週目にしておく準備を整え、見込客づくりをします。1週目で100件(仮定)の見込客、2週は100件の確実性を高めながら、さらに見込客を増やします。2件獲得、3週目は見込客をしっかり絞り込んで8件の獲得、前倒し、前倒しが成功のコツです。 絞り込んでいく作業の内容は省きますが、これが個人的な学習、語学、専門スキルでも同じです。

ひとつひとつの期間が短いので、ハードルは低くても1週間単位のPDCAの濃度が増します。つまり集中力が高まり油断が減少します。しかしスキルが不足していると集中力だけではカバーできません。

不足するスキルは可能な限り事前に整備しておきますが、それもマイルストーンがもたらす緊張感が促します。それでも実際にやってみると問題が生じます。期限が来るまでに発見して間に合うように調整するのが、マイルストーンにおけるマネジメントする人の本分なのです。

重要なポイントをお伝えしましょう。もしマネジャーと10人の部下がいたとしたら10人の目標を達成するのは、実はマネジャーなのです。マネジャーのモチベーションとスキルにメンバーがいつの間にか共感し、目標達成の喜びと感謝がひとつになった感情体験によって、モチベーションとスキルがアップするのです。

はっきりと明確になった感情体験を目的にすることで、これが次の目標に向かうたびに、マネジャーから本人へ少しずつ重心が移動しながら実力として育ちます。
1週目より、2週目、2週目より3週目というように、自分への信頼とマネジャーへの信頼が同時に育ちます。

これがセルフマネジメントの場合ならどうなるのでしょうか?やはり同じです。自分をマネジメントする力に自分が共感します。信頼感が自分に対して起こります。人は他者とコミュニケーションするように自分自身ともコミュニケーションしているのです。コミュニケーションを通して自己肯定感を持つし、あるいは逆に自己否定感を持っているのです。

「マネジャーと10人の部下がいたとしたら10人の目標を達成するのは、実はマネジャー」だという やり方は目先だけを考えると、マネジャーにとって決して楽ではありませんが、急がば回れで、実効があります。マネジャーに深い感動と強いやりがいも生じます。その源泉が理想の部下をイメージした完璧主義をやめ、他者をコントロールしないで、 ゴールデンルールを自分のスタイルにした自分が PDCAを迅速にグルグル回すことで、時間と戦い抜きながら 成果主義を貫くからです。それは「命令」という名の依存を捨てた時から始まります。

依存をやめることで、目標を持てと言わなくなります。その代わりマイルストーン
でコンパクトにした目標を自分が意識を明確にすることで、目標を潜在意識に押し
込むチャンスが増えます。誰よりも認識している自分が他人任せにしないで、時間
を意識しながら目標に関わるからです。

この関わり方の必然で部下とのコミュニケーションは増え、目標を潜在意識に押し込むようになります。人は意識が強くなると集中力が働き、成果につながります。
時間を意識しながら目標に関わることができるのはマイルストーンの効果なのです。いまこの瞬間に集中する仕組みができるのです。

その成功から得る自信は自身の人生に計り知れない影響を与えます。最初は目標の高さに否定的になるかも知れませんが、実効性でいうと目標の高さと期間の短さが摩擦するきしみになってエネルギーになります。眠っている本気を引き出すのです。

このように、マイルストーンの設置と踏破は、次の要因と深い因果関係があります。この内どれかを欠いたとしたら、 マイルストーンの踏破はうまくいきません。

・感情体験を目的にする
・目標を潜在意識に押し込む
・PDCAを迅速にグルグル回す
・完璧主義をやめる
・ゴールデンルールを自分のスタイルにする
・成果主義を貫く
・時間こそ人生
・他者をコントロールしない
・体幹を頑丈にしておく

そして健康が自分の気力を支えていることも忘れないようにしたいものです。

夢を実現する因果関係 目標を潜在意識に押し込む

■ 目標を潜在意識に押し込む

私たちは、心身が健康であれば、誰でも夢を叶える力を持っています。しかし、ほとんど誰もが阻害要因も併せ持っています。この障害がノイズとなって「自分なんか」というような潜在的な否定的態度になることも少なくありません。

その潜在する障害を乗り越えるには、知識だけではほとんど太刀打ちできません。その証拠に、自己啓発本を読んでやる気になっても続かないという悩みを沢山の人が抱えていて、大半はあえなく頓挫します。

これを乗り越える唯一の方法が「 目標を潜在意識に押し込む」ことです。 目標を潜在意識に押し込むことができれば、PDCAは回せます。とても人間の自然な反応にフィットしているからです。私たちが自転車を乗りこなせるようになったのは、誰に学んだわけでもなくPDCAを使いこなしたからです。つまり私たちは本能的にやり方を知っているのです。

問題はネガティブな潜在意識を除去することですが、原因が分からないので除去する方法もなかなか見つけられないのです。ならば除去せずに潜在意識に押し込んで、上書きしてしまおうというわけです。そこでもっとも簡単な感情体験を目的にしようというわけです。目的や目標が持てないのは、「どうせ自分なんかにはできない」と思うからですが、どんな気持ちになりたいのか、それなら言えるだろうというわけです。

楽しくなりたい。みんなと仲良くしたい。こういうことなら幼稚園の子供だって言えます。大の大人は知識のある分だけ、とってつけたことを言いますが、本心は同じです。この本心を目的にするのです。しかし具体性がないと行動できないので、具体的な目標を設定します。目標は後からどんどん大きくしてもいいので、まず小さな目標でもいいから設定します。成田空港まで行く目標が、成田に行ったことで、世界旅行になってしまったでもいいのです。

どちらにしても目標はコンパクトな方が具体的な方法も分かりやすくなります。そこで1マイルごとに石を置いて目標にする「マイルストーン」という方法を採ります。小さい目標といっても甘く見たら踏破できません。小さくても、1行程に当てられた時間(期間)を守り、PDCAを回し続けて、成果主義を貫く鍛錬が、ゴールデンルールを遵守する繰り返しになり、やがて自分のスタイルとして身につくように
なります。

それは言うのは簡単ですが、1行程に当てられた時間(期間)を守ることは想像以上に忙しいものです。忙しくない目標なら目標を低く設定する間違いをしています。自身にふさわしい目標なら間違いなく忙しくなります。だから心揺さぶる感情体験ができるのです。また、多忙と達成感は緊張感伴った疲労感を呼び起こしますが心地良い疲労は、健康への感謝と注意にもつながります。

以上、「 目標を潜在意識に押し込む」ことは、

・感情体験を目的にする
・マイルストーンを設置して踏破する
・PDCAを迅速にグルグル回す
・完璧主義をやめる
・ゴールデンルールを自分のスタイルにする
・成果主義を貫く
・時間こそ人生
・他者をコントロールしない
・体幹を頑丈にしておく

と、深い因果関係を持っており、潜在意識を上書きする作業を通じて自身全体を改革することを可能にします。