2010年3月28日日曜日
自分を主語にするとは?
主語の使い方でコミュニケーションは全然変わります。
特に言いたいことが言えない人にとって、
主語の使い方を変えると劇的に変わります。
▼そこで、こんなコミュニケーションをしていないか、確認してください。
待ち合わせをした友人が遅れてやってきました。
友人「ごめんなさい、遅くなって」
わたし「遅刻をすることが多いよね」
友人「仕事が長引いて」
わたし「一時間も遅れたよ」
この会話には「主語」が隠れています。主語を( )で出してみましょう。
▼隠れ主語を出すと
友人「ごめんなさい、遅くなって」
わたし「(あなたは)遅刻をすることが多いよね」
友人「仕事が長引いて」
わたし「(あなたは)一時間も遅れたよ」
友人「ごめん、ごめん」
どうでしょう?相手を責めていることが分かります。
隠れ主語を使う人に特徴的な傾向があります。
隠れ主語に、相手(あなた)を使う傾向が高いのです。
つまり相手の責任にふってしまいます。相手は気が重くなります。
▼次に主語を私に変えるとどうなるか見てみましょう。
友人「ごめんなさい、遅くなって」
わたし「遊びの約束でも(私は)時間は守って欲しいわ。」
友人「仕事が長引いて」
わたし「(私は)あなたとの時間を楽しみしている気持ちを台無しにしたくないのよ」
友人「ごめん、ごめん」
隠れ主語を自分にすると相手を攻撃することなく言いたいことが言えるようになり
ます。言わざるを得なくなります。
同じ「ごめん、ごめん」でも相手の気持ちの状態も違うことが分かっていただけ璃
とおもいます。
上の「ごめん、ごめん」は謝罪しているけれど、立場がなくムッとしています。
(私は)を隠れ主語にした下の場合では謝罪しているだけでなく相手も気持ちの切り
替えができます。WIN-WINの関係になれます。
では、次の事例を見てみましょう。
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